毎日の仕事で出てきた税務に関する内容を忘れないように記録しています

投資信託の特別分配金は、元本の減額?

投資好きな社長さんがいます。
今月の資料をみていたら、投資信託の分配金が2件ありました。

同じ投資信託でなんですが、1件は所得税欄に記入があり、もう1件には所得税が記入されていませんでした。
あれぇ・・・と思い、証券会社からの通知書をじーーーっと見比べていると、
分配金の欄が違うことに気付きました。

分配金(所得税有)、特別分配金(所得税無)

特別分配金には、「元本払戻金」と書かれています。
これは・・・受取配当金ではないのか??

分配金とは?

分配金には「普通分配金」と「特別分配金(元本払戻金)」の2種類があるそうです。

分配金とは、投資信託の分配可能原資とよばれる資金の中から、決算の後、投資家に支払われる金額のことです。投資信託の運用がうまくいけば、分配可能原資も増えます。
たとえば、決算日を基準日として「基準価額」(分配可能原資)が決定された場合、その時点で所有している投資信託の「元本」が「基準価額」より多いか少ないかで分配金の種類が変わるようです。

特別分配金は元本の払い戻し

決算日の基準価額が10,000円で、分配金が2,000円支払われたということで考えてみます。

◎基準価額<元本(20,000円)の場合

元本20,000円-基準価額10,000円=10,000円>分配金2,000円

この場合は、元本から基準価額を引いた残りが分配金よりも多いので、全額「特別分配金」となります。

仕訳  普通預金 2,000円 / 有価証券 2,000円

◎基準価額<元本(11,000円)の場合

元本11,000円-基準価額10,000円=1,000円<分配金2,000円

この場合は、元本から基準価額を引いた残りが分配金よりも少ないのですが、1,000円は元本部分でまかなえるので、「普通分配金」と「特別分配金」がまざったかたちになります。

仕訳  普通預金 2,000円 / 有価証券 1,000円
               受取配当金 1,000円

◎基準価額>元本(9,000円)の場合

元本9,000円-基準価額10,000円=-1,000円<分配金2,000円

この場合は、分配金に充当する元本の余剰がないため、全額「普通分配金」となり所得税の対象となります。

仕訳  普通預金 2,000円 / 受取配当金 2,000円

つまり、「特別分配金」は、元本の払い出しにあたるため、所得とみなされず、所得税の対象にはならないということだったんですね。
投資でもらったものはすべて配当金になるとは限らないようです。明細表等で確認がひつようですね!

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